象の操作室

Elephant in the Room

フィクションと死と医療をつなぐ実験的ブログ

リトル・ピープルと拡張現実

 ちょうど「1Q84」を読み終えたところで書店で見かけ、「リトル・ピープル」にひっかかり思わず購入。

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

リトル・ピープルの時代

リトル・ピープルの時代

 善と悪が対立構図となり、偉大な父権を行使することが期待されてきた「ビック・ブラザー」の時代から、大きく日本社会が変容してきたことには間違いない。小説やドラマやゲームがその時代の変化を先進的に鋭敏にとらえて支持されたのか、それともその逆なのか、まったく定かではない。まあそれはどちらでもよいことだ。

 いつのまにか「仮想現実」よりもさらにリアリティをもった「拡張現実」という視点が、フィクションにとどまらず日常生活にもすでに浸透していたことに、驚きを感じる。

 時代が「リトル・ピープル」を求めている。これは、政治も医療も同じなのだろう。鋭敏に感じとるべきかどうかわからないが、少なくとも意識はしておきたい。

 読み終えた後で「一般意志2.0」が頭をよぎる。

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

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