Elephant in the Room

フィクションと死と医療をつなぐ実験的ブログ

嘘みたいな物語の定型

今回もまたフィクションではなく、本当の話だ。 嘘みたいな本当の話 (文春文庫) 作者: 内田樹,高橋源一郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/03/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る Amazonのレビューにもあったが、ストーリーよりも…

無限に小さな生

ひきつづき、片山恭一さんの作品を。 生きることの発明 (小学館文庫) 作者: 片山恭一 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/02/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 3つの短編が収められており、いずれも死や生を取り扱ったものである。リアルな…

どこへ向かって死ぬか

今回もまた、フィクションではないが、ブログのテーマと関連があるだろう。 たまたま書店スタンドで手にしてしまった。読了したばかりで、まだうまく言語化できていない。 ただ、圧倒された感じだ。 どこへ向かって死ぬか (小学館文庫) 作者: 片山恭一 出版…

記憶にかたちがあるなら

半年前に書きかけていた下書き原稿。書いたことも忘れかけていたが、せっかくなので手を加えて出してみる。 記憶に、もしかたちというものがあったとしたら・・・自分なら、いったいどんなコトバで例えるだろうか。 霧とか朝もや。いや、これもありふれた表…

本の記憶をよみがえらせる

久しぶりの更新となってしまった。 最近、あまりフィクションに手を出す余裕がなかった。或いは、読んでいたとしてもここに書いておくまでのものではなかった。まあ、そういう時期もあるだろう。気長にやりたい。 しかし、どんな本を読んだのか、そしてどの…

死を意識する手段としてのフィクション

「読んでみてください」と短編小説を手渡された。こんなことは、はじめての経験だ。著者はいつも外来に通院しているなじみの女性だった。 最近、趣味で書き始めたそうだ。晩年になってから小説を書きたくなるという需要は一定数あるのかもしれない。講習会の…

ふりかえってわかる師もある

師の死 私のひとりの師が亡くなった。 といっても、教えを受けてから30年も経っている、小学校教師のことだ。 30年も前のこととなると、師に関する想い出は断片的なものになっている。当時の輝かしい活躍についてはもちろんはっきりと覚えているのだが、いっ…

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